本学空手道部について

私たち東京経済大学空手道部は体育会に属する大学公認のサークルであり1955年より今日まで、連綿とした歴史を紡いできた伝統と実績のある部です。
空手道部では、大学で学びを通じた教養を身に着けることにとどまらず、空手という技能も身に着けることができます。
空手道は単なる「スポーツ」ではありません。武士道をルーツとした「武道」であり、護身・精神修養の術として広く認知されていますが、日本文化を知る学びでもあります。ここで身につけた技能は社会に羽ばたく私たちの強力な武器となります。

~未経験、中途入部でも活躍できます~
本学では基本稽古に重点を置いた練習を行っています。
基本稽古とは主に移動(運足)や突き・蹴りの動作を繰り返すことによって、より優れた技を打てるようになることを目的に行う稽古ですが、試合で勝つ為に基本の積み上げこそが大切となるため、初心者経験者問わず欠かすことのできない練習です。
基本を中心に各人の習熟度に合わせた稽古を行うため初心者であっても、いつから始めても安全に稽古を行うことができるのは勿論、思いが強ければ大会上位を狙うことも可能です。
実際に多くのOB・OGは大学から空手をはじめた・他の部から転部してきた人が多く、空手有段者(黒帯)として本学を巣立っています。

稽古内容

●はじまりの礼


空手道は礼に始まり礼に終わります。
道場では全員揃って正座をし黙想をします。
正面、そしてお互いに礼をして稽古を開始します。
自然と気持ちが引き締まります。

●準備体操


軽いランニングで体を温めます。
首、手、腕、肩、胸、腰、脚、足先まで全身の柔軟体操を行います。
特に股関節は股割などでしっかりと伸ばしておきます。
空手は全身運動なので怪我の防止、また可動範囲を広げるための大切な準備になります。

●基本


自然体、前屈立、後屈立、騎馬立といったその場で、突き・蹴り・受け技の動作を反復します。
様々な技があり、力の入れ具合、呼吸、軌道、緩急を意識します。

●移動

基本の技に移動を加えた稽古です。
重心を低くした状態での移動は鍛錬を目的としたもので、型の稽古にもつながっていきます。
また楽に構えた状態での組手を想定した移動稽古もあります。
受け、突き、蹴りを組み合わせたりもします。

●型

空手の型は複数の相手を仮想した攻守の技を定型化したものです。
試合では競技化されている種目でもあります。
熟練者の型の演武は見ていて美しいものです。
型の動き一つ一つには意味があり、意識しながら行うと上達も早いです。

●組手

組手は約束組手と自由組手の2種類があります。
約束組手は、攻め手と受け手に分かれて行います。
攻め手は事前に受け手に技を伝えて技を繰り出し、受け手はその攻撃を捌きます。
自由組手は攻め受け関係なく自由に攻防を行うものです。
型と同じように競技化されている種目で、試合は1本勝負で行われます。
技あり2つで1本となりますが、重み・切れ・極めが優れた技はそれで1本となります。
皆この1本が取れるように日々稽古しています。

●補強

空手独特の拳を床につけた状態で行う腕立て伏せ(拳立て)や腹筋、背筋、スクワットなどの体力補強を行います。
時には場所を変えてジムなどで筋力トレーニングを行う日もあります。
板にウレタン素材などを付けた巻藁やサンドバック、ミット打ちによる稽古も行います。

●整理体操

稽古のクールダウンを目的に柔軟体操を重点的に行います。
体の疲れをとります。

●おわりの礼

はじまりの礼と同じように黙想から礼をして稽古を終えます。
最後に道場の掃除をして終了となります。

総監督よりご挨拶  第38代/栗原 秀冠

この度、東経大空手部ホームページ開設にあたり
ご協力頂きました方々へ感謝申し上げます。

本件、立ち上げに当たっての経緯は
現役人数の減少、OB活動の停滞などマイナスの要因が
重なりこの問題に如何に対処するかという流れによるものです。
これらマイナスの要因を覆そうという意志に沿って活動した結果です。

また、立ち上げに至る努力は、誰かひとりで成り立つものでなく、
先輩と後輩、後輩と先輩が相互の協力に基づいてできたものです。
各地から関係者が集結し打合せや検討を重ねました。
関係者の得意分野において開設のベースを作成、コンテンツの企画、資料の作成、データの提供など
各OBが得意の分野で協力し、完成しました。
一つの表現としてこのホームページが開設されました。
決して簡単に出来上がったものではないことをここで記しておきたいと思います。

そして、この立ち上げよりも困難なことが、これから待ち受けています。
「継続は力なり」に言うように、今後の「継続」が課題となります。

これまでの空手部を紹介して、これからの空手部を表現して行きます。
世間の目に触れるようにすることで、東経大空手部の活動をわかりやすく伝え、
学生に入部してもらえるようにしたいと思います。

私たちの「東経大空手部」を伝えるためにも継続して情報を掲載して行かなければなりません
そして、縦軸としてOB先輩後輩と現役の交流、横軸として学生同士、OB同士の情報交換の場として
このホームページが継続的に機能できるように環境を整えて行きたいと思います。
関係者が一層協力して注力して、このホームページを継続して情報を伝え行きたと思います。
その先にある東経大空手部が大いに盛り上がることを期待しています。

監督よりご挨拶 第40代/喜納 修

東京経済大学空手道部は学生の自主性を重んじ、学生自らが主体となり日々の稽古および
部の運営に取り組んでいます。
稽古内容は基本稽古を重視し、基本を繰り返すことのよって培われる”極めのある技”を修得する
ことを目標としてます。初心者で空手を始めるの者が多いのもこの部の特徴ですが、4年生に
なるころには、鍛錬の積み重ねにより力強い技を身につけることが出来るようになります。
しかし、技術のみの習得を目標とするのではなく、自らを律し、鍛錬を続けることにより人格を
向上させることを最大の目標としてます。
卒業後もOB稽古や懇親会などで先輩、後輩の枠を超え、世代を超えた付き合いをしています。
このような空手道を通した(拳を交えた)仲間は生涯の財産となります。
ぜひ、多くの学生諸君に東京経済大学空手道部の門をたたいて欲しいと願います。

概要 沿革

創部年 1955年
所属連盟 公益社団法人日本空手協会
松濤館流
団体順位 関東学生リーグ
男子 2部
部員 男子5人
(2023/8/20現在)