空手道部を巣立って行った先輩方は卒業後もそれぞれのフィールドで活躍しています。

第42代/久保田泰弘(平成10年 経営学部卒)
日本軽金属(株)入社 現:日軽金アクト(株)勤務

早いもので、今年で勤続20年、卒業して20年経ちます。
現在、私はアルミニウムの押出形材の製造メーカーである日軽金アクト(株)で、
アルミニウムの金属3Dプリンタービジネスの立上げを行うべく、日々日本の名
立たる企業へアルミの可能性、3Dプリンターを活用した今まで製造する事が出来
なかった部品の可能性をプレゼンし、ビジネスの枠組みを構築すべく邁進してます。

この分野は欧米が先行し、日本は周回遅れの状況です。日本のモノ造りは優れて
いるので、どうやってこれに火をつけ、世界を獲るかを考え、ワクワクしています。
就活を控えた3年生の秋口位から、自分がどんな仕事をしたいか考え始めまし
た。金融か製造メーカーか自己分析を行い、悩んだ末に、自分がやった仕事が形に残るような仕事をしたいと思い最終的にメーカーに決めました。
当時は就職大氷河期で、中々内定を貰えない、厳しい状況でした。企業に自分と
いう人間を売り込む最初の実戦の場です。ここで大いにアピールできたのが、空手道部で過ごした4年間でした。普通に大学で生活していても、4年間は自然に、割と早く経過してしまいます。同じ4年間を、如何に密度濃く何かに打ち込む、そして目標達成に向けてやり続ける事ができるかが、自分を成長させる事に直結すると自負しています。就活ではそれを存分にアピールしました。部活動でも、仕事でもこれは同じことです。
私も、この齢(44歳)になり、人の採用をする事もありますが、如何に勉強が
できるかではなく、何かを成し遂げる資質があるのか、その経験をしてきた人間かを観察します。現在の空手道部は部員も少なく、強豪校でもありません。だからこそ、目標を掲
げ、少人数でも努力していけば、成果が目に見える形で見えてくる利点もあります。どうか、大学4年間で何かをしたい、成長したいと考えている学生諸君が居れば、空手道部の門を叩いてください。OBとして、現在のOB会事務局長としても応援します。
待っていますよ!